[旧]iTMS / iPod と著作権料

先日日経エレクトロニクスが発表した記事によると、日本音楽著作権協会(JASRAC)が開催した シンポジウム「音楽コンテンツ流通の現状と未来」で、iPodに代表されるハードディスク端末にも 私的録音保証金が上乗せされる必要がある。との発言がありました。 筆者も無知なためまずは私的録音保証金がなんなのか簡単に調べてみました。 高性能な(特にデジタル)機器で簡単に映像や音楽が複製されると著作権者(アーティスト) に不利益を与えるのではないか?との観点から、指定された録音機器に一定の保証金を 上乗せする制度なのです。現在流通しているMD本体やメディアなどにも上乗せされています 金額としては1〜3%で、iPodの場合500円〜1000円程度になるのではないかと考えられます。 上乗せの方法や、制度自体にもさまざまな問題点があるようですが、ここではiTMS導入という 観点から考えた場合。筆者は「必要」と考えます。その理由に行く前に、保証金がついているもの ついてないものの簡単な表を掲載したいと考えます。 課金されているもの 課金されていないもの MDプレーヤ・カセット CDプレーヤ(再生専用) DATプレーヤ・カセット アナログカセットプレーヤ DCCプレーヤ・カセット HD/メモリプレーヤ オーディオ用CD-R データ用CD-R オーディオ用CD-RW データ用CD-RW 音楽・映像用DVD-Rなど DVD-ROM D-VHS データ用DVD-Rなど 次に私的録音保証制度が導入されている国は、アイスランド、アメリカ、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、ギリシャ、コンゴ、スイス、スペイン、スロバキア、チェコ、デンマーク、ドイツ、日本、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポルトガルとなっています。 つまり、今に始まった話ではない。ということなんですね。すでに知らず知らずのうちに数円から数千円を毎年どこかで払っているのです。という背景がありました。 では現状は?というと、ここでMoreを例にとり見てみたいと思います Moraが推奨する機器のうち、私的録音保証金が含まれているのは、 MDであるウォークマンとコンポの10機種。含まれていないのは 8機種これはATRAC対応CDウォークマンも含みます。 (カーオーディオについては省略しました) この状況を協会が放置するとは考えにくいため、近いうちに課金が始まると思います。 それを受けてメモリースティックやSDもセキュアなどの表現が「音楽用」などに 代わるんではないかと考えています。 上記を踏まえて、iTMS上陸に主眼を置いたときに、筆者はiPodにも私的録音保証金は必要と考えるのです。たしかに数百円の負担増ですが、これでiTMSが上陸できるのであれば Appleがよい意味で時代を切り開いてくれるのではないかと思います。

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